2011年5月8日日曜日

Fedora14でApache Webサーバー(初期設定編)

Apache Webサーバーの学習用に, 設定してみました。

●環境
クライアント :  Windows 7 64bit
サーバー:  VMWare Player 上の Fedora 14

ちなみに検証環境なので, 外向きの設定はしていません。


●設定手順
Linux Fedora
1. Apache Webサーバーのインストール(httpd)
2. 設定ファイルの書き換え(httpd.conf)
3. Apache の設定変更( httpd 再起動)
4. Firewall の設定(iptable)

Windows
5. hosts の追加

6. Linux, Windows 上からテスト
という手順で行います。

1.  Apache Webサーバーのインストール(httpd)
Fedora で, ソフトウェアをインストールする方法は, いくつかあります。
・ソース
・yum
・GUIから

ソースからだと, インストールディレクトリを選べたり, コンパイルオプションで設定できたりしますが,
今回は, yum から行いました。

・yum の場合(rootになる必要あり)
su
yum install httpd

これで必要なパッケージはそろいます。

・GUIの場合
上部メニューより "System" → "Administration" → "Add/Remove Software"
httpd で検索して,

"Apache HTTP Server" と "Tools for use with the Apache HTTP Server" を選択

2. 設定ファイルの書き換え(root権限が必要)
設定ファイルは, /etc/httpd/conf/httpd.conf

su
sudo emacs/etc/httpd/conf/httpd.conf

で開きます。確認および変更するのは, 以下のもの

Listen 80
ServerName ホスト名:80
UseCanonicalName On


筆者の例)
Listen 80
ServerName frekiss
UseCanonicalName On


がどこかにあるので, 探して自分の環境に合わせたホスト名を書きます。
hostname コマンドで確認してください

※探し方
cat -n /etc/httpd/conf/httpd.conf | grep Listen 

grep 文字列の部分を変えると, 何が何行目に書いてあるかがわかります。

3. Apache の設定変更( httpd 再起動)
設定ファイルを変更すると, httpd を再起動する必要があります
ですが, 1 でインストールしただけでは動作していないので
httpd を起動します。

httpdは実際には, デーモン(Windows でいうサービス) として動いてもらわないと困るので
シャットダウンしても自動で起動されるように, chkconfig を使って, デーモンの自動起動をさせます。

以下のコマンドを実行します
/sbin/chkconfig httpd on


これで, 以後, 再起動・シャットダウンしても自動で httpd が立ち上がります。

httpd をスタート
/sbin/service httpd start

or

/etc/init.d/httpd start


どちらかで, httpd を起動します。(上はサービスコントロール, 下は, httpd のデーモン起動コマンド)

ちなみに, そのほかのhttpd の操作は以下のとおりです。

・ステータスチェック
/sbin/service httpd status
/etc/init.d/httpd status

・ストップ
/sbin/service httpd stop
/etc/init.d/httpd stop

・再起動
/sbin/service httpd restart
/etc/init.d/httpd restart

これで基本設定は終わりです。

4. Firewall の設定(iptable)
上でLinux の設定は基本的には終了ですが, デフォルトで FireWall がかかっていて,
80番ポートをすべてシャットアウトしています。
そこで, Firewall の設定をいたします(GUI)

"System" → "Administration" → "Firewall"  でFirewall を見ます

その中で, Trusted Services の WWW(HTTP) 80/tcp  を探してチェックを入れます。
これで Firewall の設定は終了です。

5. hosts の追加
クライアント側の設定です。DNSを利用しないので, クライアントにホストを認識させるため
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts


に, IPとホストの対応を追加します

Linux 側で,  ifconfig eth0  
で, サーバーのIPアドレスを調べ,  上のファイルに
IPアドレス ホスト名
と書きます

ex)  筆者の例
192.168.21.131 frekiss

6. Linux, Windows 上からテスト
まず, Linux 上からテストします。
http://localhost  
にアクセスすると, 以下のページがでるはずです。

Windows 上からテスト
http://frekiss/  で同じページにアクセスできます。

デフォルトでは, Apache のドキュメントルートは /var/www/html
にあります。
この中に, HTMLファイルなどを入れると, アクセスできます。

0 件のコメント:

コメントを投稿